宇宙センター便り

宇宙センター便り

年頭のごあいさつ

 皆様、明けましておめでとうございます。種子島宇宙センター所長の藤田でございます。
 昨年中も宇宙センターの活動とロケット打上げにご理解とご協力を頂き、大変ありがとうございます。特に、昨年は種子島から最初のロケットが打ち上げられて50年目の節目の年となり、50周年式典などの様々な記念事業を催行致しました。地元の方々のご協力も得て記念事業は成功裏に完遂することができ、ありがとうございました。
 1968年9月17日に最初のロケットが竹崎射場から打ち上げられてから50年の時を経て、日本のロケットは目覚ましい進化を遂げてきました。最初は3mにも満たないい小さなロケットで高度も30km程度しか飛びませんでした。今や日本最大のH-ⅡBロケットは全長が約57mとなって高度400kmの国際宇宙ステーション(ISS)に約5トンの荷物を運び、ISSにはなくてはならない存在となっています。ここまでの発展はロケット開発関係者の努力だけではなく、手を携えて暖かく支えて頂いた地元種子島の皆様のご理解とご協力あっての賜物です。
 こうして迎えた2019年からまた次の50年の新たな一歩を踏み出します。本年もH-ⅡA、H-ⅡBロケットの打上げが続きます。さらに現在開発を進めている次期主力ロケットとなるH3ロケットの2020年の試験機1号機の打ち上げに向けた開発が山場を迎えます。H3の要となる1段エンジン(LE-9)及び固体ロケット(SRB-3)の燃焼試験が続くとともに地上設備の本格的な整備が進みます。次の50年に向けた新たな一歩を踏み出す年にふさわしく、未来に向けた活動が活発となり、種子島も賑やかになることが期待されます。これまでと変わらぬご理解とご協力をよろしくお願いします。今年の干支は亥(いのしし)です。イノシシのように逞しく、2020年の初号機の打ち上げ成功に向けて、猪突でなく思慮を重ねつつ、真っ直ぐに目標に向かって邁進していきたいと思います。
 結びに、今年一年の皆様のご多幸とご健勝をお祈りいたしまして私の年頭の挨拶とさせていただきます。

1/2段分離システム試験に伴う爆発音の発生について

 本年1月21日(月)~2月8日(金)の期間中に、H3ロケット1/2段分離システム試験を開始する予定です。試験は、3~4回実施予定で、(土、日を含む)、1回の試験は数秒程度ですが、試験の際には打ち上げ花火のような大きな音が発生いたします。また宇宙センター周辺をコンテナ運搬の為の大型車両が多く通行致します。試験実施に伴い、近隣住民の皆様には大変ご迷惑をお掛け致しますが、ご理解とご協力のほど宜しくお願い致します。