資料館だより

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特別編 中種子町郷土誌⑮ 「学童疎開②」

 昭和20年3月18日、米軍機による種子島(西之表地区)への初空襲からおよそ一か月後、中種子町の各校区の児童は薩摩郡の各村へ疎開を始めました。
 疎開先では、低学年の児童はほとんどが集団生活で、高学年の児童は1戸に1人の割合で各家庭にお世話になりました。
 最初の頃はみんな元気で学校に通い、休みの日には家の掃除や農家のお手伝いをして、そのお駄賃として野菜や果物を頂き、それを美味しく食べていました。しかし、1~2か月たつころには持参した食料も底をつき、日を追う毎に空襲も激しくなっていきました。爆弾が投下されるようになってからは、おなかを満たすだけの満足な食事ができず、空腹に耐えきれなくなり農作物や食べ物などを盗む児童や道路に落ちた麦や大豆さらには落ちた青い柿を食べる児童もいたほどでした。
 疎開先で満足な生活をさせてもらえる児童もいれば、栄養失調で健康を損なう児童もいました。また、赤痢という伝染病にかかり親を恋しがりながら息を引き取る児童、事故に遭い命を落とす児童もいました。

 

 

ジャパンプロサーフィンツアー2018 ショートボード第6戦
サーフアイランド種子島プロ

 9月27日から30日の4日間、南種子町竹崎海岸(種子島岩崎ホテル前)においてJPSAジャパンプロサーフィンツアー2018 ショートボード第6戦 サーファーアイランド種子島プロが開催されます。
 サーフィン競技は、2020年東京オリンピックの正式種目となっており、この大会は日本代表を目指す選手も参加する大会となります。
 この大会は日本プロサーフィン連盟主催の大会で国内最高峰に位置付けられるサーフィンツアーの一戦。27日に行われるプロを目指すアマチュアによるプロトライアルには地元選手も出場します。国内のトッププロの技を間近に感じられる絶好の機会です。是非、ご来場ください。

◎お問い合わせ先 サーフアイランド種子島PR協議会事務局(中種子町役場)
  ☎ 0997-27-1111 内線231